主体性と自律性

姿勢を指します。

主体性(initiative)は、「自分から動く」「自分の意志で取り組む」ことを意味し、自律性(autonomy)は「自らを律して判断・行動する力」を指します。どちらも現代のビジネス環境において、自立した人材・変化対応力のある組織をつくるために欠かせない要素です。

実務上、主体性と自律性の高い人材は、上司の指示を待たずに課題を発見し、主体的に行動を起こすことができます。

変化の激しい業務環境においては、マニュアル通りの行動では限界があり、創造的思考や柔軟な対応力が求められます。特にプロジェクト型の業務や、リモートワークなどの自立性が問われる働き方において、主体性と自律性は重要な行動特性となります。

企業研修や組織開発の現場では、主体性と自律性を育むための仕掛けが重視されています。

たとえば、内発的動機づけに働きかけるキャリア開発研修、目標設定スキルを高めるセルフマネジメント研修、また、心理的安全性のある環境で自己表現を促すワークショップなどが挙げられます。評価制度の設計においても、行動の自主性や改善提案の実施といった観点を組み込むことで、主体的な行動を促進する仕組みづくりが進んでいます。

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